睡眠時無呼吸症候群
マッサージや鍼を受けている最中、眠く
なることもあるだろうと思います。
グーグーといびきをかいている方もよく
いらっしゃいますが、まれに、呼吸がと
ぎれとぎれになっているように見えて、
心配になることがあります。
睡眠時無呼吸症候群という疾患名は、
ニュースなどでたびたび紹介されること
がありました。
夜に熟睡できないため、昼間の眠気から
交通事故が起きてしまったというケース
があるからです。
睡眠中に何度も目が覚めたり、ご家族に
いびきを指摘されたり、昼間の眠気や
倦怠感、集中力の低下が慢性的になって
いたら、一度病院を受診された方がよい
かもしれません。
睡眠外来のほかにも、内科や呼吸器科、
耳鼻咽喉科などで対応していただける
場合があるようです。
太り気味の男性に多いというイメージが
あるかもしれませんが、喉や気道が塞が
ってしまう原因はさまざまです。
タバコやお酒の多飲など、生活習慣の
不摂生が影響するといわれ、男性に多い
疾患ですが、女性では閉経後に増加する
傾向があるようです。
首の短さや、舌の大きさ、あごの小ささ
など、構造的なことも影響します。
鼻炎や鼻づまりなど、鼻の通りも発症に
関与するといわれています。
生活習慣に気をつけるとともに、枕の
高さなどを工夫してもいいかもしれま
せん。
仰向けで寝ると喉が詰まりやすいので、
横向きで寝てみてください。
背中に枕を括りつけて仰向けになれない
ようにしたり、専用の枕を使っている方
もおられるようです。
ただでさえ寝苦しい季節に突入しました。
病気へと発展させないために、早期の
対応で健やかな睡眠を取り戻したいもの
です。
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