慢性閉塞性肺疾患
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、肺や
気管支などに障害が起きて呼吸がしづ
らくなる病気です。
日本には530万人もの患者がいるとい
われています。
この疾患について、最近ショッキングな
報道がありました。
女性2人組のお笑い芸人だったオセロの
松嶋尚美さんがこの疾患を患っており、
肺のガス交換を担う部位である肺胞が、
すでに3割ほども破壊された状態である
とのこと。
テレビ番組の企画で健康診断を受けた結
果でしたが、46歳の松嶋さんは、肺年齢
74歳、余命13年という宣告を受けたので
した。
慢性閉塞性肺疾患の原因のほとんどは
喫煙だといわれています。
松嶋さんは1日20本の喫煙を26年間続け
ていたそうです。
有害物質を吸い込むことで気管支や肺に
炎症が起き、咳や痰、息切れ、息苦しさ
などがあらわれます。
息を吐き出すのが困難になるため、胸が
空気で樽のようなかたちにパンパンに
膨らんでしまうこともあります。
それでも呼吸機能を少しでも維持するた
めに、運動をしなければなりません。
年配の方が酸素吸入器を使いつつ、散歩
やリハビリをしておられるのを、見かけ
たことはないでしょうか。
炎症が進行して狭くなった気管支や、
壊れた肺を治すことは出来ません。
タバコが、ガンや脳卒中などのリスクを
上昇させることも有名です。
ニコチンが血管を収縮させるため、全身
のコリや疲れが取れないことの原因にも
なりますよ。
タバコの害を知ることで、喫煙者の方が
タバコをセーブするきっかけになれば
よいのですが。
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