top of page

ガングリオン

関節の近くに、こぶのようなものが出来

ることがあります。

なかにゼリー状の物質が入ったこぶは、

ガングリオンといわれます。

大きさは米粒大~ピンポン玉大くらい、

硬さも柔らかいものから硬いものまで

様々です。

手首や指の関節のまわりに出来ることが

多いですが、膝の裏や肩甲骨周りなど、

全身どこにでも発生する可能性があるよ

うです。

ガングリオンは関節を包んでいる膜や、

筋肉の腱を包んでいる腱鞘という組織が

変性して袋状になり、液体が溜まること

でこぶになります。

症状がなければ放置しても大丈夫な

しこりです。

自然に消えてしまうこともあります。

逆に、だんだん大きくなって関節の動き

に支障をきたすようになるとか、痛みが

ある、神経を圧迫してしびれるなどの症

状が出てきたときは、治療が必要です。

整形外科で、注射器で中身の液体を抜く

という治療法などがあるようです。

ガングリオンに鍼を刺すとか、ガングリ

オンの周囲にお灸をすえるという治療法

もありますが、治るまでに治療回数を多

く必要とするため、一般的ではないかも

しれません。

ガングリオンのなかには、関節の深い

ところに出来て、表立ってわかりづらい

ものもあります。

関節に痛みや違和感があり、マッサージ

や鍼灸を何回か受けてもあまり変化が

ないという場合に、このような腫瘤が

関係している可能性も捨てきれません。

このしこりなんだろう…、コリではない

ような気がする…。

このようなことがありましたら、検査を

受けてみられてはいかがでしょうか。

Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
bottom of page