春に備える
予報では、この連休は東京でも雪がちら
つくかもしれないそうです。
しっかりと防寒対策をしてお過ごしくだ
さい。
今は寒さの極みの時期ですが、あと2ヶ
月もすれば春。桜の開花時期も話題に
のぼっていることでしょう。
実は、一年のうちで春が一番体調が悪い
という方は、意外に多いものです。
スギやヒノキの花粉症だけでなく、春だ
けにおこる頭痛やめまい、身体のだるさ
や意欲の低下に悩まされたことはないで
しょうか。
冬から春という季節の変わり目に伴い、
気温や湿度は激変します。
同時に年度の境でもある春は、新生活の
スタートやさまざまな異動に直面する
ことの多い時期ですね。
イレギュラーな忙しさや、新しい環境に
対する不安などに、耐える場面もあるだ
ろうと思います。
春の不調の多くは自律神経の失調による
ものです。
そして春の体調は、冬にどれだけ体力を
蓄えられたかに左右されます。
環境の変化に負けない身体をつくるため
早め早めにケアしていきましょう。
冬は汗をかくほどの運動は控え、睡眠時
間を長めにとります。
腎がつかさどる腰や下腹部を冷やさない
ように気をつけ、黒豆や黒きくらげなど
の黒い食材を取り入れます。
心穏やかに過ごすことが出来ればなお
良いですが、ストレスが強い方は香味野
菜や柑橘類、ラッキョウやタマネギなど
を召し上がってみてください。
食物繊維や発酵食品などを積極的に摂り
腸内環境を良くしておくと、花粉症など
のアレルギー疾患を緩和できるかもしれ
ません。
ヨーグルトが身体に合わない方は、甘酒
などの、麹菌で作られた食品を使うのも
お薦めです。
いづれにしても、体質改善には時間が
かかりますので、季節を先どりする必要
があります。
花粉症の方、春の体調不良に心当たりが
ある方は、ぜひ今の時期から養生なさっ
てみてください。
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