インフルエンザと漢方
東京でもインフルエンザの流行注意報が
出ました。
すでに予防接種を済ませた方も多いと
思います。
インフルエンザウイルスの感染力は非常
に強いので、健康な人でも、身近にイン
フルエンザの患者さんがいた場合には、
罹ってしまう可能性があります。
とはいえ、免疫力を高めておくことに
越したことはありません。
睡眠や栄養をしっかりとり、流行の季節
に備えましょう。
インフルエンザウイルスは咳やくしゃみ
の飛沫で感染するか、手指を介して感染
することが多いので、予防法としては、
マスクの着用や手洗いが効果的です。
晴天続きの東京は湿度が低くなっていま
すので、お部屋の加湿をして気道粘膜の
潤いを保つことも必要です。
湿度を50%ほどに保つとウイルスの活性
が低下するという話しもありますが、
これは研究機関によって見解が異なる
ようです。
予防接種で防ぐことが出来ない場合も
ありますが、症状を軽減させることは
出来るといわれています。
予防接種については、体調や持病によっ
ては勧められないこともありますので、
必ず医師にご相談ください。
もし38℃以上の発熱に加え、悪寒、関節
痛、筋肉痛などが出ましたら、すぐに
病院を受診なさってくださいね。
鍼灸でカゼの治療をすることはあります
が、インフルエンザをすでに発症してし
まったケースは病院の管轄となります。
漢方ではインフルエンザの予防や治療に
板藍根(バンランコン)という生薬が
使われることがあります。
板藍根はアブラナ科のタイセイの根を
乾燥させたもので、清熱・涼血・解毒の
薬効があり、研究で抗ウイルス作用を
もつ物質が含まれているとわかりました。
煮出してお茶にして飲んだり、うがいに
使ったりすると良いようですよ。
漢方薬局で飴も売っているようです。
インフルエンザの予防に東洋医学を役立
ててみてはいかがでしょうか。
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