内関の効能
ツボの効能シリーズです。
今回は『内関』というツボをご紹介いた
します。
手のひら側から、手首より指三本束ねた
分、上にあります。
手首につながる2本のスジのあいだで、
腕の太さの真ん中にあるへこみです。
内関は、乗り物酔いやめまいの特効穴と
して知られています。
乗り物に乗る前に、米粒やゴマ粒を絆創
膏で内関に貼りつけ、上から揉んで刺激
すると酔わないといわれていますよ。
東洋医学的には、内関は気の巡りを良く
し、精神を安定させる作用を持っていま
す。
神経性胃炎など、ストレスが原因で胃腸
に不調があらわれる症状にも効果があり
ますよ。
ほかのツボと組み合わせて、イライラや
鬱々、頭に血がのぼるような症状、頭痛、
目の充血、顔や胸のほてり感、口内炎、
不眠などの治療に使います。
昼間はお仕事でストレスにさらされ、夜
はいろいろなことを考え込んでしまって
なかなか寝付けない。
胸はムカムカするし、頭がふらつくよう
な感じもする。
このような症状はないでしょうか。
内関を片方ずつ軽く押さえながら、ゆっ
くり呼吸をしてみてください。
7秒かけて吸い、11秒かけてゆっくりと
吐きます。
なるべく頭を空っぽにして、呼吸にとも
なって動く肋骨や骨盤、肩などに意識を
集中してみましょう。
お布団の中でやってみても、よろしいか
もしれません。
いつの間にか眠りに入り、朝スッキリと
目覚められたら成功です。
お試しになってみてください。
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