おせちの薬膳
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
三賀日におせち料理やお餅、お屠蘇など
の伝統食を召し上がった方もいらっしゃ
るのではないでしょうか。
それぞれに縁起を担ぐ意味合いがあり、
幸福への願いが込められています。
薬膳の考え方でも、以下のような効能が
期待できるようです。
黒豆:長寿、利尿、血行改善
ごぼう:解毒、発汗作用、利尿
イワシ:エネルギーを補う
数の子:胃腸を温める
昆布:むくみ解消、しこりや腫れの解消
海老:長寿、足腰の冷えやだるさ解消
栗:下痢止め、筋肉強化、長寿
酢のもの:血行改善、消化促進
お屠蘇は、今から1700年前に華佗(かだ)
という中国の名医が開発した漢方処方で
屠蘇散ともいわれます。
身体を温めて胃腸の働きを助け、カゼの
予防にも効果的な生薬が入っています。
もち米は、胃腸の調子を良くして下痢を
止めたり、多汗やカゼを引きやすい体質
の改善が期待できる食材です。
ただ、お餅は腹持ちが良く消化に時間が
かかるので、食べ過ぎに気をつける必要
があります。またアレルギー体質の方は
食べ過ぎないほうが良いといわれていま
すのでご注意ください。
お正月は、豆や根菜、魚介類、海藻類な
どの普段不足しがちな食材を、しっかり
食べておく良い機会かもしれませんね。
お休みで十分英気は養えたでしょうか。
本日が仕事始めという方も多かっただろ
うと思います。
すぐに本調子が出なくとも、徐々に生活
のリズムを整えていきましょう。
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