新型ウイルス
連日報道されているように、中国の武漢
市で発生した新型コロナウイルスの感染
症が、全世界に拡大しつつあります。
先日、中国人医師からお話しを聴く機会
があったのですが、日本の入国管理は甘
く、経済優先になっている。また、疾病
に関する論文が中国語から英語に翻訳さ
れてからの対応になっているため、情報
が1~2日遅れてしまっているとのこと
でした。
中国は春節という大型連休中でもあり、
団体旅行客の入国を阻止しても、単身旅
行者の来日は止めようもありません。
そして単身で来日する人々には若者が多
く、若い人ほどウイルスを保持していて
も症状が出ない、潜伏期間が長くなる傾
向があります。
以上のことから、日本でも今後2週間く
らいの間に、感染拡大は避けられないの
ではないかと考えられます。
パニックになる必要はありませんが、
ひとりひとりが出来る限り対策すること
で流行を防ぎたいものですね。
まずはインフルエンザの予防と同じよう
に、
・手洗い
・うがい
・可能な限り人混みに出向かない
・(手に入れば)マスクを使用する
・タオルを共用しない
・過労を避けて抵抗力をつける
などのことを行なっていきましょう。
コロナウイルスは粘膜から感染すること
もありますので、咳などの飛沫が目に入
らないようにメガネをかけることも推奨
されています。
また、下痢や嘔吐の報告もあるので、お
子さん等の吐瀉物や下着の始末中に感染
しないよう、注意することも必要です。
また、自身のお腹の調子が悪いときは、
念のためトイレ後の清掃や手洗いを徹底
して、ご家族や同僚の方々への感染を防
ぎましょう。
中国から帰国した人、来日した人との接
近後、2週間以内に高熱や咳、呼吸困難
などを発症したら、まずは保健所に連絡
して指示を受けてください。
受け入れ準備のない医療機関を連絡なく
訪れることは、感染拡大を招く危険があ
りますので避けましょう。
ウイルス感染症に効能がある生薬として
板藍根(バンランコン)や金銀花(キン
ギンカ)などがあり、お茶にして飲むこ
ともできますので、心配な方は活用して
みてください。
中国ではマスクと同じように、これらの
生薬も売り切れで入手できなくなってい
るそうです。
苦境にある武漢の方々の生活が、早く平
常通りに戻るようお祈りいたします。
今年の日本は寒暖差が大きく、カゼやイ
ンフルエンザの流行期も続いています。
パニックにならず冷静に対応して終息を
待ちましょう。
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