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ほてり対策

まだ寒暖差が大きいですが、最高気温

が20℃を超える日も出てきました。

朝晩は肌寒いので、上着を脱ぎ着して

調整しているという方も、多いのでは

ないでしょうか。


東洋医学では、春の陽気は身体の上部

に昇りやすいと考えられています。


暑さに身体が対応してスムーズに発汗

できるようになるまでには、10日~

2週間程度の慣らし期間が必要である

といわれます。


急激な気温上昇に対応できないあいだ

発散できない陽気が、頭痛やめまい、

肩こりや目の充血、顔のほてり感など

を悪化させる場合があります。

もともと身体の上部に症状が出やすい

方はお気をつけください。


東洋医学の養生法では、春の服装は、

上半身は薄着でも良いが下半身はまだ

暖かくするのが良いといわれます。

足元を冷やすと、さらに陽気が上昇し

やすくなるからです。

下半身に陽気を留めておけるように、

しばらくは靴下も履いて足首を冷やさ

ないようにしてみてください。


気温が高くなるとアイスや冷たい飲み

ものが欲しくなりますが、物理的に胃

腸を冷やすことは、よほどお腹や自律

神経が丈夫な方以外には、あまりお薦

めできません。


そのかわりに常温の果物を食べるのは

いかがでしょうか。

薬膳の考え方では、身体を潤しほてり

を冷ます食材というものがあります。

旬のイチゴ、甘夏、キウイ、ビワ、メ

ロンなどの果物には、すべてこの効能

があります。

普段からお腹が冷えやすい方やむくみ

が強い方は、常温でも食べ過ぎにお気

をつけください。


また苦味をもつ食材も身体に籠った熱

を排出する作用があるとされており、

春から夏の暑い時期にお薦めです。

レタス、アスパラガス、緑茶、セロリ

、ヨモギなどの食材を、少量でも食事

に加えてみてください。


体調に余裕があれば、室温が28℃を

超えるまでは冷房を使わずに、暑さに

身体を慣らしていきましょう。


同時にウォーキングやラジオ体操など

をして身体を動かし、頭部に偏りがち

な「気」や「血」を末端まで循環させ

ましょう。


ステイホームも長くなりました。

身体の循環が悪くなっている方が増え

て、季節の変わり目に身体がついてい

かないという訴えも、よくお伺いして

います。

ぜひ東洋医学的な養生法を活用してみ

てください。


まん延防止等重点措置が全国的に解除

されることになりましたね。

感染症対策はしつつも、お花見をした

りだとか、すこし伸び伸びと春を過ご

せると良いですね。

星空散歩治療院 ほてり対策

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