コロナと花粉症
立春を過ぎて、寒暖の差も大きくなっ
てきました。
春が近づいているのを感じます。
花粉症をお持ちの方は憂鬱な季節かも
しれません。
東京では先週末くらいからスギ花粉の
飛散が始まっているそうです。
今年の飛散量は昨年の2倍ともいわれ
ています。
コロナ禍のなかで手で安易に目や鼻の
粘膜に触ることが憚られる状況ですの
で、例年花粉症の症状にお悩みの方に
は早めの対策が推奨されていますよ。
・早めに病院を受診し、お薬をもらっ
ておく
・マスクだけでなくゴーグルも用意し
ておく
・花粉症であることを周知するバッジ
等を手に入れておく
・手指消毒用品を携帯する など
コロナ対策で換気を励行している場所
では、花粉症の方がいる場合は窓を開
ける頻度を下げて、空気清浄機などを
併用しても良いそうです。
身体に入れないようにする、家に持ち
込まないようにする、という意味では
ウイルスも花粉も、必要な対策が共通
しています。
冬にインフルエンザの感染者が少なか
ったように、コロナ対策を続けてきた
ことが、花粉症の症状軽減にも繋がら
ないものでしょうか…。
花粉やウイルスは身体の外からやって
きますが、それが身体に入ったときの
反応は人によって千差万別です。
花粉症の症状は、くしゃみや水っぽい
鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、喉
の腫れ、微熱など様々で、症状の程度
も毎年同じではありません。
もちろんアレルギーを発症していない
方は症状が出ません。
新型コロナウイルス感染症の症状も、
無症状から発熱、咳、倦怠感、息切れ
関節の痛み、下痢、呼吸困難、味覚や
嗅覚の鈍麻、髪が抜ける、など様々な
ものが報告されています。
当初から高齢者や基礎疾患を持つ人は
重症化のリスクが高いことが知られて
いましたが、若くて健康そうな人でも
重症化することはあるし、陰性になっ
たあとに後遺症に悩まされている方も
たくさんいらっしゃいます。
自らが感染したときに、症状が出るの
か出ないのか、またどのような症状が
出るのか、重症化するのか、後遺症が
残るのか、などのことを事前に把握す
ることはまだできません。
花粉症はアレルギー疾患ですし、コロ
ナは感染症ですので、全く異なる病気
ではあるのですが、症状にここまでの
個人差があらわれる背景には、暴露量
のほかに、個々人の体質や体調、生活
習慣などの違いも如実に反映されてい
るのではないでしょうか。
遺伝情報による生来の体質は、後天的
にはどうにもならないこともあります
が、不健康な健康習慣であれば改善の
余地があります。
誰でもコロナウイルスに感染する可能
性がありますし、ある年に突然花粉症
が始まることもあるかもしれません。
もしものときに、少しでも軽い症状で
済むように、後悔しないように、睡眠
食事、運動、休憩などの量と質に気を
つけて、健康な状態をキープしていき
たいものです。
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