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メンタル不調と血の不足

朝晩はだいぶ涼しくなってきました。

昼間との寒暖差でカゼをひかないよう

にお気をつけください。


夏のあいだはこまめな水分補給が推奨

されていましたが、涼しくなって汗を

あまりかかなくなってからもたくさん

飲み続けていると、東洋医学的には脾

や腎の負担になり、食欲が低下したり

体が冷えやすくなったりする可能性が

あります。

衣服や寝具を秋仕様にするとともに、

水分のとり方も、夏よりは抑えぎみに

してみてください。


さて、秋はもの寂しさを感じる季節だ

といわれます。

涼しくなり、日照時間も短くなるため

に、幸福ホルモンともいわれるセロト

ニンの分泌量が減少し、気分が沈みや

すくなると考えられています。


東洋医学では、ストレス以外に、血の

量や質が不足することでも精神に影響

が出るとされます。


不眠、就寝中夢をたくさん見る、眠り

が浅い、もの忘れが多い、かなり先の

未来のことまで心配になってしまう、

なかなか決断ができない、人を疑って

しまう、胸にぽっかり穴が開いたよう

な空虚な感じがする、疲れやすく動悸

がする。

もし夏の終わり頃からこのような症状

がでていましたら、心血虚証かもしれ

ません。


夏のあいだ食事の量をしっかりとって

いましたか。ビタミン、ミネラル、タ

ンパク質などバランス良く栄養をとる

ことができていたでしょうか。


夏バテなどの理由で食事の量や内容が

不足していた方は、十分に食べられる

ようになって栄養が改善してくると、

メンタルも上向きになる可能性があり

ます。


胃腸の具合が万全でない方は、まずは

冷たいものや脂っこいものを控えて、

消化の良い食事を、少量ずつでもよく

噛んで召し上がってください。

食欲が出てきたら、徐々に食事の量を

増やし、野菜や肉、魚なども含め栄養

のバランスを良くしていきましょう。


ニンジン、ホウレンソウ、豚のハツ、

卵、牡蠣、竜眼肉、ナツメ、レーズン

などは血を増やす作用があり、特にお

薦めの食材です。


猛暑が過ぎて一息つき、秋に物思いに

耽るのも良いものだと思います。


もし原因不明の不安感や寂しい気持ち

が強くなってしまったら、適度な日光

浴とともに、食事の見直しもしてみて

ください。

星空散歩治療院 メンタル不調と血の不足




 








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