熱中症にご注意
猛暑が続いています。
季節は夏の土用の最中です。
季節の変わり目にあたり、体調を崩し
やすい時期となっています。
8月7日の立秋までは無理をせず、養生
してお過ごしください。
オリンピックが開催される中、コロナ
感染症も拡大傾向ですね。
高齢者のワクチン接種が進み、死者数
や重症者数は抑えられているようです
が、若年者でも中等症になれば、肺炎
や呼吸不全から酸素投与が必要になる
場合があります。
どこで感染するかわからない状況では
明日は我が身かもしれず、病床が逼迫
して入院できない方が増えるのは、若
い人にとっても、恐ろしいことのはず
です。
せっかくの夏、ステイホームばかりし
ているのも健康に悪いですが、人と会
う際には、引き続き感染症対策をして
いきましょう。
また昨年と同じように、コロナ感染症
と症状が似ている熱中症にも注意して
救急医療に負担をかけないようにした
いものです。
・暑い場所にいるときは水分とミネラ
ルをこまめに補給
・室温が28℃を超えそうなときは冷房
を入れる
・睡眠不足を避ける
・食事から栄養をしっかり摂る
・高齢者や幼児がいるご家庭では、周
囲が気をつけて冷房使用や水分摂取
を勧める
たくさん汗をかいた後などに虚脱感が
強く出たら、すぐに涼しいところで安
静にしましょう。
水分とミネラルを少しずつ摂りながら
首やわきの下などの脈どころを冷やし
ます。
意識障害や自分で水分が摂れない状況
の人がいたら、ためらわずに救急車を
呼びましょう。
汗をたくさんかいたときに水分だけ摂
取してミネラルを摂取しないと、体液
のナトリウム濃度が低下して、筋肉の
けいれんやひきつりが発生する可能性
があります。
けいれんがひどいときは救急車を呼び
ます。
安静にして様子をみるときには、水分
摂取は控えて、塩を舐めたり塩辛いも
のを食べたりしてみてください。
テレワークで運動不足に陥っている方
や、ステイホームを続けておられる高
齢の方などは、例年よりも熱中症リス
クが高まっていると思ってください。
筋肉が減ると身体の保水機能も低下す
るためです。
久しぶりのスポーツ、久しぶりの外出
などのときには、熱中症対策を万全に
しておくのがお薦めです。
猛暑はあと2カ月くらいは続くのでは
ないでしょうか。
しっかり食べて眠り、体力を確保した
上で、熱中症にも気をつけましょう。
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