自らの異常を察知する
東京ではソメイヨシノが散り、八重桜
が満開を迎えました。
ツツジも咲き始めましたね。
おかげさまで当院は4月から開業4年
目に入りました。
いつもご利用ありがとうございます。
引き続き治療技術の向上に努め、お役
に立てるように頑張ります。
さて、昨年からのコロナ禍は未だ収束
の見通しがつきません。
緊急事態宣言が解除されたのもつかの
間、来週からはまん延防止等重点措置
が適用されるそうです。
不自由な生活が続いていますが、身体
や精神の調子はいかがでしょうか。
新しい日常には慣れましたか。
テレワークが性に合い、コロナ前より
も生活が快適だという方がいらっしゃ
る一方で、調子を崩している方も多く
心配です。
・テレワークでより仕事量が増えた
・オンオフの区別をつけづらく、結局
一日中仕事をしてしまう
・雑談の機会が減り、孤独を感じる
・オンライン会議の最中にカメラを見
続けなくてはならず、首が疲れる
・外出の機会が減り、運動不足である
・コンビニ食が増えている
・酒量が増えている
このようなことはよくお伺いします。
そして、過労やストレスの強い生活を
続けていると多くの人は体のどこかに
異常をきたしてしまいます。
まずは生命維持に直結する睡眠、食欲
、呼吸などに不調がないかチェックし
ましょう。
・布団に入ってもなかなか眠れない
・夜中に何度も目が覚めてしまう
・起床時間よりもだいぶ早く目覚めて
しまう
・食欲がない、食べたくない
・空腹感を感じないので時間がくると
食べるようにしている
・食べると胃痛がする
・うまく息が吸えない
・呼吸が浅いように感じる
・動悸がする
以上のような症状はないでしょうか。
ありふれた症状だと思わずに、1週間
程度このような不調が続くときはすぐ
に、改善できるところから生活習慣を
見直していきましょう。
症状が長引くほど、治すのも困難にな
るからです。
年齢に関係なく、睡眠薬や抗うつ薬を
服用している方が、今はたくさんおら
れます。
また、無理を重ねたことがジンマシン
やアトピーなどのアレルギー発作とし
てあらわれる方もいます。
仕事量が問題であれば、上司に相談す
る勇気を持ったほうが良いと思います
し、たまには知人に愚痴を聞いてもら
って気晴らしをしても良いのではない
でしょうか。
睡眠が不調なときは、朝必ずカーテン
を開けて陽の光を入れましょう。
体内時計が整いやすくなります。
お腹が空かないときは、食べる量を少
なめにしたり、お腹が空くのを待って
から食事をします。
栄養失調にならないように、野菜やタ
ンパク質も摂りましょう。
呼吸がうまくできないときは、まず息
を吐いてみてください。
吐いたあとは自然に空気が身体に入る
はずです。
体幹の筋肉が硬くなっていると肋骨の
動きも悪くなり呼吸が浅くなります。
身体の力を抜いてリラックスした状態
をつくることが必要です。
オフの時間帯は不快なことをなるべく
遮断して自由に過ごしましょう。
睡眠や食事、呼吸が万全の状態でない
ときは、激しい運動は控えましょう。
無理をすると倒れかねないので、体調
をみながらストレッチやウォーキング
くらいから始めてください。
時間に追われていると、自らの体調の
異常でさえ後回しにされがちではない
でしょうか。
あまり軽く考えずに、早め早めの対策
を打って軽症のうちに治しましょう。
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