良いお年を

2023年も年末となりました。

当院は12月31日から1月3日までを

お休みとさせていただきます。

宜しくお願い申し上げます。

本年も、当院をご利用くださいまして

誠にありがとうございました。

今年といえば、まず５月８日に、新型

コロナ感染症が５類に移行となりまし

たね。

リモートワークが終わり、出勤が再開

したという方もいらっしゃったのでは

ないでしょうか。

これにより生活習慣を再構築する必要

があったり、対面のストレスが復活し

たことなどから、自律神経のバランス

を崩されてしまったケースが散見され

ました。

また自粛中に極度の運動不足となって

いたり、飲酒が増えていたりした方も

おられ、体力の低下から、しばらくは

活動のたびに疲労感が拭えなかったと

いうお話しも伺いました。

そこで体力回復のために、散歩や軽い

運動などをお薦めしたいところでした

が、今年は暑くなるのも早く、早々に

熱中症対策が必要となりました。

2023年は過去最高の暑さだったそう

です。

６月から１０月くらいまでは汗をかく

ほどの気温だったという印象です。

東洋医学の養生法では、夏のあいだは

なるべく外に出て、活動的に過ごすの

が良いとされているのですが、もはや

屋外で過ごすのが命の危険につながる

場合もあるほどです。

立冬や立春などの二十四節気も、どん

どん実状の気候とずれていってしまっ

ています。

本郷通りのイチョウは１２月になって

から紅葉が始まりましたが、年末にな

っても落葉が終わらず、葉がたくさん

ついたままの木もまだみられます。

壱岐坂通り沿いのサザンカの開花も遅

く、昨年よりもひと月遅れでいま満開

となっています。

こういった前例のない気候のときは、

必ず人の身体にも負担がかかっている

ものです。

東洋医学の養生法も暦どおりにはなか

なか使いづらくなってしまい、危機感

を覚えるばかりですが、まずは睡眠と

食事を過不足なくしっかりとって、体

力を確保していきましょう。

過酷な気候に耐えて仕事や学業、遊び

などに邁進できるのも体力あればこそ

だからです。

来年が良い年になりますよう、心より

お祈り申し上げます。